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山口・九州旧車研究会電脳談話室

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[836-76] カーボン車 日本の優秀なビルダー KEROYON 2012/11/18(日)21:46 修正済み
 カーボン繊維会社と仕事で絡んでいたので、自転車産業に食い込む事は、横目で見ていました。
 最初は、接着剤とか繊維の縦横の編み方等で、相当苦労したみたいです。
 今では、枯れてしまい、何処でも出来るのか、粗製乱造な気がします。
 あるショップから裏事情を教わると、作っている所は数社で、後は、デカールを取り替えているだけだと。
 だから、何処のメーカーを買うかじゃなく、製造工場のを買うか何ですがね・・・という事でした。
 
 スチールパイプは、職人技なので、個性が有り、あるビルダーに惚れ込むと、其処のが良い!!となりますね。
 自転車は、既に歴史が有り、最適寸法も、そんなにいじくり様が無い。
 同じパイプを使い、似た寸法で出来上がる。でも、何かが違う。
 こういう感性が試される道具を乗って味わえる。
 これは、メイドインジャパンが一番残っている気がします。
 フランスは、もうサンジェ位しか残っていないという事でした。

 僕も他のジャンルで選手でしたから、その世界では、0.2グラムの違いが判ります。
 4000番のペーパーで、片道で擦って、フィーリングに差が出ます。
 一往復したら、台無しにしてしまうのです。

 カーボンがメーカー主導なんじゃなく、店で買うからじゃないかと思うのです。
 僕らクラスになると、機材は、店で買いません。
 特注で作るか、問屋を駆けずり回って選びます。
 数百本の中から、良くて、一本か二本、下手すると一年間探して、見つからない時が有ります。
 そういう機材を自分で仕上げて、練習を沢山して、全国大会に出ていきます。
 プロで有れば、カーボンでもスチールでも自転車も同じだと思います。

 スチールは、それと同等の製品を数十万円という安価な価格で、僕の様な素人に提供してくれる日本のビルダーとお付き合いが出来る。
 この事は、本当に有り難いと思います。
 それどころか、お任せと言えば、最適な自転車を宛がってくれる。
 これは、他の機材では、余り無いと思います。

 自転車の世界は知りませんが、僕の仕事では、夏と冬は作りませんでした。気候が不適切なのでばらつきが出るのです。
 だから、季節の一番良い時期に(当然、測定していて)、一年間分を必死で作って、それで終わりです。
 自転車も、本来は、そうじゃないのかな?
 ちなみに、1/1000oの精度が要求されます。
 そうなると、測定器も温度変化で狂いますから、測るのも大変なんですよ。
 何処かでポカミスをすれば、その材料を使って作っても検査に合格しませから、数千万円がパーです。
 勿論、納期に間に合わないので、お金だけでは済みません。
 総括責任者でしたから、プレッシャーは相当でしたなんて、嘘です。
 一つ一つの工程を、関係者全員が正確にやれば、難しい事は無いのです。
 カーボンだと品質管理がしっかりしていて、大差がない!!のじゃなく、作っている所が限られている。
 これは、上の例じゃないですが、本来は、そういう所でしか作れないのかもしれませんね。
 だから、素人が、「何だ、何処のフレームも一緒か!!」と、軽く言いますが、設備投資とか研究開発費を考えると、そうも簡単に出来ないのかもしれない!!という事は、知っていて欲しいですね。
 本来、数百万円でも安いかもしれないカーボンフレームを、完成車で10万円で買って来て、スチールと比較するのが、馬鹿なのかもしれませんよ。
 
 当然ながら、自分の自転車は、自分で組みます。
 組めなければ、本当の事は、判って来ないのです。
 だからこそ、飾りじゃなく、乗って仕上げて、自分だけの愛車にしていくのが、愛好家の務めだと思います。

 ランドナーの様に、色々な条件が重なる自転車は、単一な競技車より難しいと思います。
 だからこそ、似ているけれど、持ち主にとっては違う自転車をサイクリングで使い分けしているのだと思います。
 それか、そのジャンルのサイクリングはしないか。
 そういうのも、自転車遊びの一つだと思います。

 そういう意味で、ランドナーって、何なのか?
 部品を提供する側も、大変なご苦労かと思います。



[2018/11/14 01:51] 3QQQ BBS 管理人 postmaster
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